2005年競馬十大ニュース!

>>WATERS COMPLETES BALLYDOYLE DOUBLE

 2004年は壊滅的だったBallydoyleが、2000 Guineasを Footstepsinthesand で、1000 Guineasを Virginia Waters で勝ち、1942年以来となる、同一オーナー、同一調教師、同一騎手による1000・2000 Guineasの両制覇を成し遂げる。

>>What a Finish! Afleet Alex Nearly Falls, Wins Preakness

 Preakness S。4コーナーでディープインパクト皐月賞のスタートよりも酷いと思う躓くアクシデントがありながらも、 Afleet Alex は立て直して4-3/4馬身差をつけて勝利。ホント、よく落ちなかったもんだ。レース映像:Afleet Alex averts disaster, wins Preakness

>>SUPER SHAMARDAL A PALACE JEWEL

 St James's Palace S。好スタートから Shamardal が逃げる。道中、そして直線に入っても先頭を走り続ける Shamardal は、残り3Fで後続を軽く突き放し、後は独走。最後方から追い込んだ Ad Valorem に3馬身差をつけて完勝。Prix du Jockey Clubから中8日にも関わらず、本気で追う後続にどんどん差をつけていくとは恐ろしい。もっと走る所を見たかったが、このレースの後、現役を引退した。

>>DUBAWI DELIGHT AS DIVINE FLOPS

 Prix Jacques le Marois。9戦9勝、Prix de Diane Hermes、Poule d'Essai des PoulichesなどG1は5勝の Divine Proportions 。Prix d'Ispahan、Queen Anne Sを連勝し、前哨戦のPrix Messidor (G3)も勝って万全の Valixir 。Irish 2000 Guineasを勝った Dubawi 。昨年のPrix Jacques le Maroisの勝ち馬で、Deauvilleの3つのG1を勝った Divine Proportions の半兄 Whipper 。そんな面子が出ると言うことで、レース前から「Race of the Year」と言われていた一戦。結果は、残り400mで Dubawi がペースメーカーを交わして先頭に立ち、そのまま押し切って Whipper に1-1/2馬身差をつけて勝った。3着 Valixir はもう上半期ほどの調子にはなかったようで、この後にこのレースを含めて3連敗する。4着 Divine Proportions はこのレースのすぐ後に現役を引退した。レース前の盛り上がりに比べたら少々呆気ない結果ではあったが、急逝した Dubai Millennium の1世代僅か70頭余の産駒から、親仔制覇を成し遂げる者が出た。

>>Diva retires after third Cup win

 Melbourne CupMakybe Diva が前人未踏のMelbourne Cup三連覇を成し遂げて伝説となる。牝馬でありがならトップハンデの、そして昨年より2.5kg増えた58kgを背負っての史上初の三連覇。誰もケチはつけられない。

>>【スプリンターズS】(中山)〜世界最速最強を証明!サイレントウィットネスが完勝でGI奪取

 これで1400m以下では18戦18勝。並大抵じゃない。マイルでも強いだろうが、スプリントでは更に強いと思う。香港に戻ってからは体調不良で休養しているが、元気になって、ヨーロッパやオーストラリアに是非とも行って欲しい。

>>【朝日杯FS】(中山)〜横綱相撲で戴冠!2歳王者はフサイチリシャール

 クロフネが好きなんですよ、ええ。東スポ杯の呪い、マツクニタイマーと2つの憑きものが無いことを祈る。

>>Ghostzapper Retired With Sesamoid Injury

  Ghostzapper が左前の種子骨骨折で引退。今年はMetropolitan H (G1)のみの出走で、6-1/4馬身差で圧勝していた。昨年のBC Classicで破った Roses in May が今年のDubai World Cを、昨年のWoodward Sで破った Saint Liam がBC Classicを含めG1を4勝と活躍。 Ghostzapper の引退は非常に惜しかった。

>>Fee for Gaint's Causeway to $300,000; Fusaichi at $125,000; Stravinsky to Japan

  Giant's Causeway 産駒が猛威を振るう。ヨーロッパで Shamardal 、 Footstepsinthesand 、 Maids Causeway らで芝G1を5勝し、アメリカでは First Samurai がダートのG1を2勝。馬場を問わない活躍をし、10頭がステークスウィナーとなった。さらに驚くのは、僅か2世代しかデビューしていないのに、今年の種付け料が北米第2位の30万ドルに( Montjeu は約15万ドル)。それでも牝馬は集まるのだろうが、産駒はもう少し頑丈であって欲しい。

>>Walking on air

  Singspiel 産駒が大活躍。 Giant's Causeway ほどのインパクトではないけれど、2005年にステークスレースを勝ったのが18頭(内G1馬は3頭)も居る。誰もが認める一流種牡馬の「ステークスウィナーが100頭」という条件をたった1年で1/5を成したことになる。 Montjeu が初年度産駒から3頭のG1馬を輩出したことで Sadler's Wells の後継と見られているが、 Singspiel もなかなか侮れなさそうだ。