海外の広告



 TDNのメールより。見ての通り、CoolmoreとDarleyの広告。St James's Palace SでのCoolmoreの異常な活躍は取りあえず脇に置くとして、日本の種牡馬の広告と言えば、立っている姿に種付け料が載っているのしか見たことがないし思い浮かばないのだけれど、上の二つは言葉だけでやっている。しかも、こんな時期にも関わらず種牡馬の広告を作る(簡単かも知れないけど)。今の内から印象づけをしているのだろうと考える。もっと言えば、海外は種牡馬に限らず、セール主催者、牧場など、自分のところと関係がある馬(セール出身馬、生産馬など)が何かのレースを勝とうものならすぐに広告を打ち出している。時に海の向こうの競馬は「マネーゲーム」と揶揄されるが、正確に言うのなら「ビジネス」じゃないかと。ビジネスだからこそ宣伝にも力を入れる、客を引きつけようとする、馬を売る努力をする。馬のレベルは欧米に近づきつつあるのは確かだけれど、まだまだ足りないところがあるんだなあと、こういうイメージを見るとそう思う。
 「それがどうした」と思う人は、それなりに一口が成長している今、種牡馬etcの広告がもっと充実していたら、と考えてみては如何か。どこもかしこも似たような広告よりかは、選びやすくなるんじゃないだろうか。