Man o'War

Man o'War の系統は貴重と言われても、ピンと来ないねえ。

アメリカでは Man o'War の系統は Valid Appeal と Relaunch で大別出来る。2005年の新種牡馬ランキングでは Relaunch 系*1 Tiznow がリーディングを取り、2004年の新種牡馬ランキングでは Valid Appeal*2 Successful Appeal がリーディング。どちらからも既にG1勝ち馬は出ている。 Tiznow 産駒の現3歳 Tiz Wonderful と Liquidity は良いものを持っていそうで、 Tiznow は今年のKentucky Derbyに産駒を送り込めるかもしれない。
また、昨年産駒がデビューした Relaunch 系のスーパースター*3 Officer は新種牡馬ランキングで4位。その父 Bertrando は2005年のカリフォルニアのリーディングサイヤーで、昨年は2位。
さらに、 Relaunch 系 Honour and Glory はアルゼンチンの牧場に買われ、南米に進出。
ヨーロッパでは Diktat が居て、昨年は Rajeem がG1を勝ち、 Short Skirt はG1を勝てなかったが一線級の活躍をした。 Diktat の父 Warning からは Charnwood Forest が、そして Charnwood Forest からは Firebreak が出てしっかりと系統を伸ばしている。

派手さは決してないけれど、絶滅危惧とか貴重とか、そうは思えない。世界的に占める割合なら、 Man o'War よりもサンデーサイレンスの方が少ない。

*1:ここでだけ

*2:同じく

*3:Bob Baffert調教師談 http://racing.bloodhorse.com/viewstory.asp?id=6270