サンデーサイレンス系が世界に広がって欲しいという意見に賛意を表明するのはやぶさかではないけれど、飼い殺しになっているサンデーサイレンス直仔の種牡馬を売れというのはどうだろうね。そんな状況の種牡馬にわざわざ海外からオファーが来る道理はないし、サンデーサイレンスの血が飽和しつつある現況でも「やってみなきゃ分からん」と考えオファーを断って手元に置く、というのも分からないでもない。
それに競馬は種牡馬だけで回る世界でもなし、手っ取り早く血を広めるのはセリじゃないかなあ。だから嘆くのは、セレクトセールでさえ外人があまりやって来ない現状かな、とね。
とはいえ、今回のセレクトセールで注目を浴びたPatinack Farmは、Patinack Farmがオーストラリアのセールでノーザンファーム吉田勝己氏の生産馬を買った縁から吉田氏がお誘いしたらしく、社台は種牡馬は売らないけど日本産馬*1を売ろうと努めていることくらいは知っておいた方が良いんじゃないかな。

*1:セレクトセールの売り上げがまず第一なんだろうけど