2010年JRAが全重賞レースを国際化

急速に進む国際化の中、2010年度に3歳クラシックの門戸も外国馬に開放されることが、5日までに分かった。

というお話。

現状では、欧米のシーズン真っただ中に、わざわざ日本のクラシック出走のために遠征する馬は少ないかもしれない。ただし、これまでは生産者保護の観点からクラシックを含む2、3歳限定競走は国際指定対象から外してきた経緯がある。この壁が取り払われたことは大きな変化。

日本のクラシックに遠征する外国馬は少ないと見込む理由は時期的なものよりも価値的なものだと思うけど、それはとりあえず気にせず。
クラシックに限らず、全ての重賞を開放したところで、いくらJRAの賞金が諸外国に比べて群を抜いて高いとはいえ、まず来ない。
ヨーロッパの馬がアメリカに遠征するのはBCと夏のArlingtonくらい。オーストラリアならMelbourne Cup。香港ならCXHKIRとQEII。オーストラリアの馬なら、シーズンが終わってイギリスのRoyal AscotやCXHKIR。アメリカの馬は芝ならCXHKIRもあるが、ドバイがほとんど。そんなにぽんぽん遠出している訳じゃない。既にJRAが開放してある重賞に海外馬が登録することすら稀で、出走は全くないが、世界的に見たら全然おかしくないこと。
だから、

生産者保護の観点

海外の情報を得て正しく認識していれば、保護など不要だと分かるだろうに。

外国人馬主の認定も含めて、日本競馬の枠組みは今後数年で一気に世界水準に傾いていくことになる。

枠組みよりも人をどうにかした方が良いんじゃないかね。「保護」よりも色々な意味での「育成」が必要だと思う。