http://d.hatena.ne.jp/c-heater/20081218/p1

追追記

実際、外国調教馬が参戦しているわけですし、招待と言う形でレースに参戦する条件でもあり、外国調教馬が1頭も出てこない状況が発生するだろうというのは私の杞憂だとは思います。その杞憂の原因は、外国調教馬が過去よりも参戦数が少なくなっていることではないかと。

ふむ。では何故減ったのか。

招待には金がかかる

ならば、やめればいいとある人は言う。だが、これはやめられない、と言うよりも必要。
Racing Postで日本や香港に関する記事を読んでいると、"Far East"をよく目にする。日本語で言うと極東。これは大英帝国が自国から東を3つに区分したことに由来する。
つまり、イギリスから見て日本と香港は東端となる。大西洋を渡るだけのアメリカとは違う。ヨーロッパから馬を集めるためには「招待」は必要不可欠だろう。
また、国際招待レースは現在ではジャパンカップだけではなくなった。ついでに馬券の売り上げが落ちている。国、企業、家庭の別なく、予算というものはどこにでも存在する。今や、ジャパンカップのみに招待に関連する費用を集中することはできなくなったはずだ。

日本馬

金と並ぶほどに重大だろう。日本馬の同レースへの出走の意欲がとてもあるという点。ジャパンカップ創設から時が流れた。天皇賞ジャパンカップ有馬記念と連戦する馬は珍しくなくなった。それどころか、それら全てを勝つ者まで現れた。
競馬を主催するものが、自国の者たちの意欲を無下にすることは下策だろう。


以上の2点から、外国馬の参戦数の減少は額面通りには受け取れない、と考える。


ここから先はよた話。
ジャパンカップ創設当時の日本競馬は後進国または二流国とするのが相応しかった。いくら「渡航費用諸々全て出す」と誘っても、一流馬は来ない。
時間が経ち、日本馬、日本産馬のレベルは上昇どころか飛躍した。欧州の一流馬ですらジャパンカップを勝つことは難しくなった。ジャパンカップでの大敗した事実だけを見ていると分からないけれど、しかし現に一流馬は来ている。これはJRAの渉外部門の誘致活動に起因するのではないかな、と。
28回も行われれば問題は出てくる。昨年の Dylan Thomas に同行した方が言っていたように。しかし、問題点を改善せよと言うのならば分かるけれど、存廃どーのこーのとか、二流しか集められていないとか、香港の方がとか、ジャパンカップの良いところを捉えようともせずに、そういうことを言ってしまうのはどーかね。