グランプリは最高峰でなければ…

そもそも、なぜ有馬記念が絶対的なレースではなくなったのか。理由としては中山のコース形態や馬場状態が歓迎されていないことと、ジャパンCの地位が上がったことが考えられる。

日本で最も馬券が売れるレースは有馬記念。昨年の数字で言えば、ダービーが約308億円、ジャパンCが約210億円なのに対して、有馬記念は約452億円。しかし、最も1着賞金が高いのは有馬記念(1億8000万円)ではなく、ジャパンC(2億5000万円)だ。これにはジャパンCの国際的な地位を高める狙いがあるが、今年の外国馬の最先着が9着というのは過去最低。狙い通りに有力馬が集まっていない現状では、さほど効果があるとは思えない。それなら、その賞金を有馬記念に回してはどうか。

せっかく上がったジャパンカップの地位が下がるんじゃ。

それはともかく、

日本で最も馬券が売れるレースは有馬記念。昨年の数字で言えば、ダービーが約308億円、ジャパンCが約210億円なのに対して、有馬記念は約452億円。

これって、いつからの話なんだろう。この年末に目ぼしいイベントがないから耳目が有馬記念に集中するのでよく売れる、なんて聞いたことがあるけれど、それは的を射ているんだろうか。

教えて、JRAの中の人。