ARCヲチその4

部門会議3 馬場と埒
『馬場における故障の予防』より

馬場の安全性と競走馬の死亡率について、1989年から2004年まで70万件以上の出走を調査したところ、316件の死亡が発生していた。1,000競走に換算すると平地競走では0.44件の死亡率であり、馬場が硬い場合には、馬の事故が多いという結果であった。1,000競走当たりの死亡率は、豪州ヴィクトリア州(芝)では0.44件、英国(芝)では0.9件、北米(ダート)では1.4〜1.7件となっている。

ダートで多いのはなんでなんだぜ?

最近の米国での調査では1,000競走当たり人工馬場での死亡件数は1.47件、ダートでは2.03件という結果がある。しかしながら人工馬場の場合には、設置当初から経過年月等その維持に関する長期的調査を行う必要がある。

人工馬場について客観的評価(排水、弾力、維持管理)が必要である。

「世界的に広まっている」と言う人が居るけれど、大半は様子見。もっとAWのデータが揃い、AWがダートをいろいろな点で上回っていると認められれば、一気に広まるだろうけれど。ヨーロッパではAWはどこまでいっても、「芝の保護のため」だな。

芝についてはすでに永年の実績があり、安全性も実証されている。

そこを詳しく。