Who will be Horse of the Year?

昨年のフランス競馬の主役は1頭の牝馬。今年のアメリカ競馬の主役は2頭の牝馬。
今年 Zenyatta はMilady h (G2)、Vanity H (G1)、Clement L. Hirsch S (G1)、Lady's Secret S (G1)と4連勝。13戦13勝、依然無敗。
Rachel Alexandra はKentucky Oaks (G1)を大差圧勝、Preakness S (G1)で牡馬を圧倒し、Mother Goose S (G1)では競馬にならず、Haskell Invitational S (G1)では楽勝、Woodward S (G1)で古馬を粉砕。
悲しいかな。この2頭の対決の可能性はとても低い。 Zenyatta は来春に交配が予定されていて、 Rachel Alexandra は現役を続ける気はあってもAWを走る欲求はさらさらない。
しかし女の戦いは終わっていない。
今年のHorse of the Yearは誰か。 Zenyatta がClassicを勝てば、最有力候補となろう。いくら今年のここまでの成績がG1 3勝を含む4戦4勝とは言え牝馬限定戦だけでは足りない。もし Zenyatta が負ければ、票は Rachel Alexandra に流れる。
Zenyatta は4枠。Santa Anita Parkでの経験も十分。いくら牡馬相手とは言え、有利な立場にある。10Fは初めてという点を除けば。
Breeders' Cupが始まって26年目。牝馬のClassic初勝利という記録がかかっている。しかし、Horse of the Year選出の趨勢は Zenyatta の結果次第。それ以上の関心事だと思わざるをえない。