うちの猫は生意気である。

 人が寝そべっていると、跨げない程太くもない俺の足を細い脚で踏んづけていく。ご丁寧に、前脚で一回、後ろ脚で一回と二回も踏んでいきやがる。しかも脚が細いから一点にかかる力が大きく、なかなか痛い。このままでは困るので、次に踏んだら言い聞かせないといけない。どうせなら背中を踏めと。